病院長からの挨拶

“患者・医療人に選ばれる病院を目指して”

 佐賀大学医学部附属病院のホームページをご覧頂きありがとうございます。

皆様には日頃より、佐賀大学医学部附属病院へのご理解とご支援を賜り、お礼申し上げます。
当院は、1981年(昭和56年)の開院以来、佐賀県および周辺医療圏の「最後の砦」を自負し、佐賀県唯一の大学病院かつ特定機能病院として、様々な専門性の高い高度医療、重症急性期医療を行っております。手術室に心疾患、脳血管疾患に対応するハイブリッド手術室の他、3台のロボット手術支援機器、繊細な顕微鏡手術を行う機器などを備え高難度手術に対応しています。高度救命救急センターも整備し、ドクターヘリ、ドクターカーを擁し、県内の重症患者の治療を迅速に最新の機器・設備で対応しております。また、新型コロナ禍は落ち着いたものの、今後予期せぬ大規模災害や新興感染症に対応するトリアージ棟、原子力発電の万が一の事故災害に備えた施設も完備しております。
一方、高度先進医療の実践のみならず、創薬、高度医療技術の開発、先進医療の推進と研究も進めてまいります。このため、医療安全管理室、臨床研究センターによる医療安全・医療倫理ならびに個人情報の管理体制を強固なものとしております。
 
 当院は、佐賀県におけるがん診療連携拠点病院に指定されております。がん診療の中心的な役割を果たすべく、様々な診療科、部署、メディカルスタッフでがんセンターを構成し、手術療法、化学療法、放射線療法のみならずゲノム医療など最新の医療を提供致します。さらに、入院加療および退院後の療養を不安なく滞りないよう、患者さんをメディカルサポートセンターがサポート致します。入退院支援のみならず、医療福祉相談、地域医療連携等この部署で一度に対応でき、患者さんとそのご家族に安心・満足いただける医療を提供いたします。
入院中のお食事は、佐賀らしく有田焼の食器で温かいお食事を提供し、入院中の体調回復を後押し致します。最上階にラグジェアリーな特別室も準備しております。また、遠方からこどもセンターに入院されるお子様のご家族には、敷地内にファミリーハウスを完備し宿泊のサポートも行っておりますのでどうぞご利用ください。

 当院は、“患者・医療人に選ばれる病院を目指して”を病院理念として掲げております。医師の働き方改革を遵守し、常に安全で質の高い医療とケアの実践を職員一同目指して参ります。

2024年4月吉日
佐賀大学医学部附属病院
病院長 野口 満