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Department of Infectious Disease and Hospital Epidemiology ,SAGA University Hospital

TEL (代表) 0952-31-6511

〒849-8501 佐賀県佐賀市鍋島5−1−1

医局員募集〜私たちと一緒に診療しませんか?〜Recruit New Members

入局希望について

 
 佐賀大学は全診療科横断的な感染症診療のが機能している、数少ない医療機関の一つです。佐賀大学の感染症診療に興味を持ち、入局を希望される方は下記の問い合わせ先からご連絡ください。

 感染症の診療・教育・研究に熱意のある方を歓迎いたします!

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専攻医/フェロー希望について

 感染症診療は内科診療能力を基盤とする総合的臨床力を必要とするため、まずは内科力を磨く。さらに、研修期間の全般にわたり一般感染症診療(市中感染症および病院感染症)とHIV感染症の臨床に従事し,院内感染対策に関する各種サーベイランスおよび臨床疫学の研鑽を積む。



1) 臨床感染症
 院内の一般感染症のコンサルテーション診療を行うと同時に,初期研修医の感染症研修の指導を行う。特に,院内肺炎,カテーテル関連血流感染,カテーテル関連尿路感染,外科創部感染については,個々の患者診療を行うと同時に感染対策的見地から主治診療部署への感染対策の指導・啓発に従事する。この診療業務により,予防できる病院感染症と効果的予防策の存在しない病院感染症の全体像を把握し,我が国にはいまだ少ない感染症分野の専門医が果すべき役割について十分に理解し,自身の生涯教育および後輩医の指導ができる真の専門医レベルの臨床医を目指す。

2) 感染疫学
感染症の診断や院内感染対策の構築には臨床疫学的視点からの解析が有用である。疾患がある一定の法則のもとに発生することを臨床診療を通じて理解し,biologyに頼りすぎることなく疫学的解析から感染症の診断を試みる臨床研究を行う。また,院内感染対策上問題となるMRSAClostridium difficile, ESBL(基質拡張型βラクタマーゼ産生グラム陰性桿菌などについて菌遺伝子解析による感染分子疫学の検討を行い,科学的感染対策の技術基盤を修得する。この感染疫学分野の研究については当感染制御部と医学部病因病態科学講座微生物学・寄生虫学分野(宮本比呂志教授)との共同で,臨床と基礎を連結した研究を行うことができる(社会人大学院生として研究に従事することが可)


●研修の全体図



【寄稿】研修報告

「佐賀大学医学部附属病院感染制御部での2年間の研修を終えて」

 佐賀大学医学部附属病院感染制御部のHPをご覧の皆様。はじめまして。鹿児島生協病院総合内科・感染症の山口浩樹と申します。この度佐賀大学感染制御部での研修報告をさせていただく機会をいただきましたので、大変恐縮ですが述べさせていただきます。
 私が所属する鹿児島生協病院では、自分が専攻する分野の最先端の病院で研修することができる専門研修制度があります。私は医師3年目頃から感染症に興味があり、日本全国の施設から臨床感染症が学べる施設を探していました。まだまだ臨床感染症を基礎から学ぶことができる施設は限られ、専門研修先について途方にくれていたとき2012年度の感染症学会総会で行われた「目指せ!感染症専門医」という私のような感染症専門医を目指す若手医師向けのセミナーで、佐賀大学感染制御部の青木洋介教授のご講演を拝聴しました。30分ほどのご講演でしたが、青木教授の感染症と医学教育に対する熱意に感動し「教えを乞うのはこの方しかいない」と押しかける形で佐賀の地を訪れ、医師4年目の2013年4月から縁もゆかりもなかった佐賀での専門研修を開始しました。
 感染症がない診療科は存在しないと言えるほど「感染症」は多くの診療科で遭遇する疾患です。佐賀大学感染制御部では、全科からコンサルトを受け様々な経験を積むことができました。その内容は抗菌薬の選択や投与量の相談、発熱の原因精査などのありふれたものから、大学病院ならではの複雑な症例まで多岐にわたります。また、血液培養陽性症例は全例感染制御部が併診しており、血液培養陽性者への対応も数多く学ぶことができました。基本はベッドフリーで常時20人程度フォローを行いながら、HIV患者の主治医診療も行いました。診療面だけでなく、針刺し事故時の対応、インフルエンザやノロウイルスなど流行性疾患が院内で発生した際の感染制御、MRSAなど耐性菌の院内伝播防止、広域抗菌薬や抗MRSA薬の適正使用(カルバペネム使用症例は血液培養同様全例併診しています)など感染制御に関わる業務にも携わることができました。経験した症例数は2年間で約500例と一つ一つの症例を深く学びつつ、感染症専門医を得るための十分な症例を経験することができました。学会や学術活動も豊富で、全国学会で3回・地方会で2回の発表や日本語での症例報告1報、英語論文2報、依頼原稿3報執筆し貴重な経験をさせていただきました。
 所属している病院や家族の都合等があり、わずか2年間の研修でしたが教授を初めとした医局員の先生方、看護師や検査技師など感染制御部スタッフの皆様にとても暖かく接していただき、大変な時もありましたが楽しく充実した研修を送ることができました。佐賀で学んだことを早速鹿児島に持ち帰り、コンサルト業務や血液培養陽性者への診療支援など「青木ism」を浸透中です。まだまだ若輩者で勉強の日々ですが、感染症医としての基礎を築いていただいた佐賀大学感染制御部の皆様にはとても感謝しております。

鹿児島生協病院 内科部長 山口浩樹 先生

施設認定


・感染症専門医研修施設認定
(全国160医療機関)

・感染症専門医モデル研修施設
(全国5医療機関)


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