微生物検査室 ⇒ 同定検査
同定検査は、患者さんの検体から検出された感染症の原因となる細菌の名前を決定する検査です。 まず、グラム染色による菌の色・形態の観察、培地上のコロニ-を観察した後、 生化学的性状や血清学的性状を詳しく調べて最終的にこの菌は何菌であるのかを決定します。 菌の同定方法には、性状確認培地を用いた方法や簡易キットを用いた方法があり、 1980年代になると自動機器が導入されるようになりました。 自動機器の導入に伴い、今まで時間を要していた同定検査も簡便に行なわれます。 最近では、遺伝子検査技術を使用し、より迅速に同定する方法もあります。
以下の写真は私たちが使用している自動検査機器を示しています。
自動血液培養検査装置 自動細菌同定検査装置
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