心臓(循環器)の検査(心室遅延電位(Late Potential:LP)、血管伸展性検査)
心室遅延電位(Late Potential:LP)検査
致死的性不整脈による心臓突然死のリスクを評価する検査です。 心筋に何らかの病的変化が生じ、その付近に興奮伝導の遅れがみられる場合があります。 これを遅延電位といい、致死性の不整脈を起こしやすくなります。この電位は微小であり、 通常の心電図検査では確認困難であるため、多くの心電図波形を重ねて平均し、記録することで有無を確認します。 胸や背中に電極を装着し、記録中安静にして頂きます。 検査時間は約30分ですが、個人差があり場合によっては1時間以上要することもあります。
血管伸展性検査

動脈硬化の検査です。 この検査では、「血管の硬さ」をみる脈派伝搬速度(Pulse Wave Velocity:PWV)や 心臓足首血管指数(Cardio Ankle Vascular Index:CAVI)と、 「血管の狭窄や閉塞⇒詰まり」を表す足関節上腕血圧比(Ankle Brachial pressure Index:ABI)を測定します。 両腕と両足の血圧と脈派及び、心電図と心音図を記録します。検査時間は個人差がありますが15~30分です。