【血液製剤】--- 輸血部で取り扱っている主な血液製剤

  1. 赤血球M・A・P: 献血で得られた血液を遠心分離し赤血球の層だけとした物に、赤血球を長持ちさせる目的でマンニトール、アデニン、リン酸からなる液を加えた製剤が赤血球M・A・Pです。主に貧血や出血時に使用されます。
  2. 新鮮凍結血漿: 血液の液体の部分である血漿部分を分離し、速やかに凍結した製剤です。主に止血の為に必要な凝固因子を補充する目的で使用されます。
  3. 濃厚血小板: 血液中に含まれる血小板を濃縮し血漿中に浮遊させた製剤です。血小板は出血を止めるために重要な働きを持っており、血小板が極度に減少すると血が止まりにくくなります。このため血小板減少時の出血あるいは予防のために、血小板を補充する目的で使用されます。

     これらの製剤は、日本赤十字血液センターで献血から作られた製剤です。この他、自己血の保管・管理も行っています。

    *血液製剤の保存には、厳密な温度管理が必要なため、それぞれ専用の保存装置を用いて保管しています。
     
写真(1):赤血球製剤を4℃で保存する為の冷蔵庫
写真(2):濃厚血小板を保存する為の保管庫
*血液製剤、血液センターにおける血液検査については、北海道赤十字血液センターのホームページを参照下さい。(http://www.hokkaido.bc.jrc.or.jp/index.htm
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