研究案内

HOMES-HF研究

 

HOMES-HF研究とは

近年、治療法の進歩により慢性心不全の死亡率は低下していますが、高齢化に伴って当面の間、患者数は増え続けると考えられています。慢性心不全は再入院率が高く、必要となる人的、経済的医療コストの増加は先進国共通の重大な問題となっています。欧米では、心不全診療チームによる多職種介入や、電話やインターネットを用いた遠隔モニタリングを含む在宅疾患管理システムにより、慢性心不全の予後や再入院率を低下させるための試みが早くから行われてきました。

HOMES-HF研究は、慢性心不全患者さんが退院後、インターネットを用いて体重や血圧を毎日モニタリングすることにより、再入院率を低下させることができるかを明らかにするための研究です。我が国においても、現在、慢性心不全の再入院率を低下させるための様々な取り組みが行われていますが、ICTによる遠隔モニタリングを用いた研究は本邦初の試みとなります。近年欧米で行われた、同様のシステムを用いた大規模無作為化比較試験では、あまりよい結果は得られていません。これらの研究では、試験開始から時間の経過につれてモニタリングに対するアドヒアランスが急速に低下していることから、単なる遠隔モニタリングだけでは患者さんの行動変容が得られず、効果が低い可能性が示唆されました。そこでHOMES-HF試験では、アドヒアランスを維持し、自己管理における患者さんの行動変容を促すために、看護師を中心としたコメディカルの役割が重要であると考え、コメディカルが遠隔モニタリングに積極的に関与する仕組みを取り入れています。

これまでに全国約20施設に参加の意思表示をいただき、一部の施設では既に準備が整い、2011年12月に最初の症例を登録していただきました。現在多くの施設では、倫理審査委員会に諮っていただいている最中ですが、目標症例数を達成するためには、まだまだ多くの患者さんと心不全診療チームのご協力が必要となります。本研究に興味をお持ちいただける先生方、コメディカルの皆さまのご連絡をお待ち致しております。

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お問い合わせ先

HOMES-HF研究事務局

TEL:0952-34-2364

FAX:0952-34-2089

E-mail:kotooka@cc.saga-u.ac.jp

(研究実施責任者:琴岡 憲彦)

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