病院長からのあいさつ

病院長 山下 秀一  日頃より佐賀大学医学部附属病院をご支援いただき感謝申し上げます。『患者・医療人に選ばれる病院を目指して』という病院理念と、「地域医療への貢献」、「良き医療人の養成」、「高度医療技術の開発研究」という3つの病院目標を常に念頭に置いて、職員全員が一丸となって日々の診療に励んでおります。
 私どもは、佐賀県における高度急性期医療の最後の砦として、県民の皆様が心筋梗塞、脳卒中、各種悪性腫瘍などの命に関わる病気に罹患してしまった際に、全力を尽くして診療し、その支えとなることをお約束し、そのために、医療技術の向上を目指して切磋琢磨いたしております。また、これを可能とするための最新の設備を整備することにも尽力いたしております。
 本院は、平成23年の外構工事からスタートした病院の再整備を進めてまいりました。佐賀の地にありながらも世界の医療のレベルに勝るとも劣らない、優れた医療設備と機器を揃えることを目標としてこれまで計画を進めてきました。新しい病棟、高度救命救急センター、ドクターヘリ、高度な機能を備えた手術室の増設、ニュークックチルで運営する新しい厨房、また、目をみはるほどの仕上がりの特別病棟や本学の芸術地域デザイン学部の学生が素敵な絵を壁に描いたこどもセンターなどを有する東病棟など、素晴らしい施設がすでに完成し、活発に利用されています。平成30年度はついに、工事費の著しい高騰のために一旦ストップしていた外来棟の再整備を再開いたしました。数年の計画で完成の予定です。皆様にはご不便をおかけすることと思いますが、よろしくお願い申し上げます。
 また、専門医制度が新しくなり、今年で3年目になります。「良き医療人の養成」は本院の病院目標の一つであり、専門医育成は本院の最大の使命の一つです。佐賀県内の多くの病院と協力体制を密接に組み、専門医制度のために地域医療に過度な負担がかからないよう十分に工夫し、優れた医師をしっかりと育成してまいります。人材育成こそが佐賀県の医療の質を向上させ、県民の健康を守る最大の決め手と考えています。
 さらに、医療経済も医療の質を保つためには決して無視できません。最近の医療を取り巻く経済状況は、厳しいと言わざるを得ません。とりわけ大学病院はいずれも多かれ少なかれ厳しい状況に置かれています。しかしながら、医療の質を保つためには、経営状況が健全であることは必須の条件です。限られた医療資源を有効に活用し、大学病院で治療することが望まれる高度急性期医療の必要な患者さんをしっかりと診療することで、大学病院の運営を健全に行ってまいります。
 最後になりますが、大学病院の運営の中で最も重要なことは、患者さんと医療者の人間同士の暖かいふれあいと思いやりであると考えております。佐賀大学医学部附属病院は、来院していただいた患者さんに心から満足していただけるよう、職員一同一丸となって努力してまいります。
                                   2019年4月1日
            佐賀大学医学部附属病院   病院長  山下 秀一

佐賀大学医学部附属病院
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