病院長からのあいさつ

病院長 山下 秀一  日頃より佐賀大学医学部附属病院にご支援をいただき感謝申し上げます。病院職員が一丸となって、「患者・医療人に選ばれる病院を目指して」という病院理念を絶えず念頭に置き、病院の3つの目標である、地域医療への貢献、良き医療人の養成、高度医療技術の開発研究、を果たすように努力する覚悟です。年間の外来患者数は優に20万人を超え、入院患者数も延べ20万人に近づきつつある佐賀大学医学部附属病院は、佐賀県の医療の最後の砦として、全国のどの施設にも負けない、高度な急性期医療を地域の皆様に提供してきたと自負いたしておりますが、今後も再整備で充実した手術室や集中治療室等の最新の設備を利用して、さらなる向上を目指して参ります。私自身は宮ア耕治学長、森田茂樹前病院長の後を引き継ぎ、平成28年4月1日から病院長を務めることになりました。佐賀県の大学病院として、地域医療の中核としての役割を果たす責任と県民の皆様の期待をひしひしと感じています。
 佐賀大学医学部附属病院はご存知のように、現在再整備の真っただ中にあります。ヘリポートを併設した南診療棟と北病棟の完成に引き続き、平成27年には西病棟の改修まで完成し、現在東病棟の改修工事にかかっています。最終的に外来棟まで完成するためにはまだ数年を要することが予測されます。患者さんをはじめとする、本院を利用される皆様には、長い期間にわたってご迷惑をおかけすることと思いますが、世界に誇ることのできる最新の手術室や集中治療室、ドクターヘリの活発な運用など、本院の高度化と発展は再整備なしには不可能です。ご理解とご協力をいただきますようにお願い申し上げます。
 大学病院の医療を巡る環境はめざましく変化しつつあります。いよいよスタートが予定されている新しい専門医制度もその一つです。良き医療人の養成は目標の一つであり、専門医の育成は私どもの病院の最大の使命の一つです。佐賀県内の多くの病院と密接な協力体制を組み、専門医制度のために逆に地域医療に過度な負担がかからないように、十分に工夫してしっかりと優れた医師を育成して参ります。これこそが佐賀県の医療の質を向上させ、県民の健康を守る最大の決め手と考えています。また、医療経済も医療の質を保つためには決して無視できません。最近の医療を取り巻く経済状況は厳しいと言わざるを得ません。とりわけ大学病院はいずれも多かれ少なかれ厳しい状況に置かれています。しかしながら、経営状況が健全であることは、医療の質を保つためには必須の条件です。限られた医療資源を有効に利用し、大学で治療することが望まれる高度急性期医療の必要な患者さんをしっかりと診療することで大学病院の運営を健全に行ってまいります。
 いかに病院の設備を整備し、経営状況を改善させても、最も重要なことは患者さんと医療者の、人間同士の暖かいふれあいと思いやりであることは言うまでもありません。佐賀大学医学部附属病院は、来院していただいた患者さん方に心から満足していただけるように、職員一同一丸となって努力して行く覚悟です。

            佐賀大学医学部附属病院   病院長  山下 秀一

佐賀大学医学部附属病院
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