応急処置
熱傷(やけど)
- 流水でとにかく冷やす!(20分以上)
洋服は無理に脱がさず、洋服の上から冷やします。
冷やした後はハサミで洋服を切って脱がしましょう。 - やけどの範囲を確認する
ポイント
水疱はつぶさないようにしましょう。小さい子供さんは、思いもよらない行動にでるものです。危険な物を手が届かない所に置くのはもちろん、煙草の吸い殻などを缶の中に入れたままにしておくことも危険です。
大人が十分注意すれば防げることなのです。
病院へ行った方がいい場合
- やけどが広範囲にわたる(片足や片手、おなか全体、背中全体)
- 冷やした後、水疱ができた
- 10円玉より大きな跡が残った
誤飲・誤嚥(飲んではいけないものを飲み込んだ)
- 何をどのくらい口に入れたかを確かめる。
- 口の中のものは、かきだします。
原則として胃の中に吸収されての中毒症状を防ぐため、飲んだものを吐き出させることが原則です。しかし、カビ取り洗剤やトイレ用洗剤(強アルカリ・強酸性剤)や灯油・石油などは、化学的やけどを起こすため吐かせてはいけません。
その場合は急いで最寄りの病院へ行きましょう。 - 飲んだものが誤って気管に入ってしまうと、呼吸困難に陥るので、子供さんの呼吸状態には十分注意してください。
ポイント
飲んだものの内容・形状が分かる物があれば病院へ持参してください。
頭部打撲(頭を打った)
- 意識があるかどうか、すぐに泣いたかどうかに注意。
- こぶがあれば冷やしましょう。
ポイント
頭を打って24時間以内はできるだけ安静を保ち、下記の症状がでないか注意してください。
病院へ行った方がいい場合
- 泣かずにボーっとしている
- 顔色が悪くぐったりしている
- けいれん(ひきつけ)をおこした
- 何回も吐く
- 手足に麻痺がある
鼻出血(はなぢ)
- 10から20分間は圧迫して止血を試みること。
- ティッシュなどを鼻の中に詰めるのはあまりよくありません。 いったん止血しても、詰めたものを抜くときに鼻の中を傷つけていまい、再度出血してしまいます。
- ポイント
小鼻の部分を親指と人差し指でしっかりと挟みます。 下を向いて、口の中に流れてきた血は飲み込まず口から出すようにしてください。たまに、横に寝かせてしまう方がいますが、そうすると口の中に流れてきた血を飲み込んでしまい、気分が悪くなってしまいます。
- あわてずに、気持ちを楽にしましょう。
- 鼻血がなかなか止まらないと、あわててしまいますが、あわてることで血圧が上がってしまい、余計に鼻血が止まりにくくなります。
- 20分間しっかりと圧迫しても止まらない時には病院へ!
- 血が止まりにくい病気をお持ちの方や、血液をサラサラにさせるお薬を飲んでいる方は、かかりつけの医師にもご相談ください。
小さい子供さんは、思いもよらない行動に出るものです。危険な物を手が届かない所に置くのはもちろん、たばこの吸い殻などを缶の中に入れたままにしておくことも危険です。大人が十分注意すれば防げることなのです。