臨床倫理コンサルテーションチームとは、患者さんやご家族、医療者の価値観の違いや意見の違いなどにより、生死にかかわる医療現場で倫理的に判断がつきかねるような場面において、その解決に向けて支援する医師・看護師・薬剤師・ソーシャルワーカーなどの多職種からなるチームのことです。
臨床倫理コンサルテーションチームは、1960年代に米国で誕生し、その後欧米諸国へ急速に広がっていきました。日本でも、2010年頃からようやく重要性が認識されるようになり、現在全国の大学病院を中心に多くの病院で活動が開始されております。
臨床倫理コンサルテーションチームの主な役割として、倫理的な問題の解決に向けた助言のみならず、院内指針の作成、院内スタッフを対象とした教育活動が挙げられます。
これらのことを適切に行うことにより、患者さん、ご家族のみならず医療従事者も安心して働ける病院(患者・医療人に選ばれる病院)になると考えております。
特定の疾患に限定されず、倫理的なジレンマが生じたすべての症例が対象となります。
令和4年1月発足以来、院内のコンサルテーションに対応しその結果は臨床倫理委員会に報告し検証しています。また、適宜、院内の教育にも関わっております。
該当するものなし
日本臨床倫理認定士(認定アドバイザー)養成研修 修了者 | 人数 |
---|---|
医師 | 1名 |
看護師 | 3名 |
臨床心理士 | 1名 |