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医学部附属病院検査部

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輸血検査室の紹介

輸血検査室では、患者さんから採血された血液を使って血液型を調べたり、 患者さんが手術や貧血などで輸血が必要なときに、輸血する血液製剤(献血された血液)が適合するかを検査しています。 主な検査の種類について説明します。

血液型検査

血液型には、皆さんに親しみのあるABO式血液型とRh式血液型のほかに、たくさんの種類の血液型があります。 ここでは患者さんから採血された血液を使って、ABO式とRh式血液型を検査しています。




















不規則抗体検査

通常、A型の人には抗B抗体、B型の人には抗A抗体、O型の人には抗Aと抗B抗体(規則抗体)が存在しますが、 それ以外に不規則的に抗体をもっているかを検査します。このような抗体は、輸血や妊娠によって作られる場合があります。 不規則抗体を持つ患者さんが輸血を受ける時は、抗体と反応しない血液を選択します。

交差適合試験

患者さんの血液と、輸血する血液製剤が適合するかどうかを検査します

自己血の分離・保管

自己血輸血とは患者さん自身の血液をあらかじめ貯めておき、手術で使えるようにする方法です。 患者さんから採血された血液を大型遠心機で遠心して、赤血球部分と血漿部分に分けたり、フィブリン糊 という生体接着剤の基を抽出します。自己血は患者さん自身の血液なので、副作用も少なく安心して使用できます。

HLA検査

HLAはヒト白血球抗原の略語で、白血球の型を調べる検査です。HLAは第6染色体の短腕上の構造遺伝子によって決定されます。 第6染色体には移植に関わる主要組織適合複合体(MHC)が存在し、このMHCの中にHLAが含まれています。 HLAは主にA、B、C、DR、DQの型があり、患者さんのHLAの型と移植する骨髄や臓器のHLAの型が同じであるほど適合性が高く、 生着しやすいといわれています。



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