病院長の挨拶

病院長より医学生の皆さんへ

佐賀大学医学部附属病院長 山下秀一

 皆さん、日々の勉学に励まれていることと思います。佐賀大学医学部附属病院長として、佐賀大学医学部附属病院関連初期臨床研修プログラムを、皆さんにお勧めしたいと思います。
 佐賀大学医学部附属病院は、30年以上に渡って佐賀県の地域医療の最後の砦としての機能を果たしてきました。「患者・医療人に選ばれる病院を目指して」という病院理念を絶えず念頭に置き、佐賀県民を中心に安心の医療を提供してきたわけです。年間の外来患者数は優に20万人を超え、入院患者数も延べ20万人に近づきつつある佐賀大学医学部附属病院は、今後も再整備で充実した、日本有数の手術室や集中治療室等の最新の設備を利用して、さらなる向上を目指します。
 佐賀大学の教員は、学生と研修医教育に大変熱心です。特に初期研修医の教育には多くの時間とエネルギーを注いでいます。このことは、初期研修修了者の9割以上が専門研修医としてこの病院に残ることからも明らかです。出身大学を問わず公平に、専門医の取得、国際学会等での発表、学位の研究などの機会を広く与えられます。これは、当たり前のようで決して当たり前のことではないと思われます。
 佐賀大学医学部附属病院は現在再整備中ですが、ヘリポートを併設した南診療棟と北病棟の完成に引き続き、東西病棟の改築が終わり、残すところあと外来棟周辺のみになりました。日本でも有数の手術設備にも恵まれ、研修には大変優れた環境になっています。
 大学病院の医療を巡る環境はめざましく変化しつつあります。新しい専門医制度もその一つです。良き医療人の養成は我々の目標の一つであり、皆さんを立派な専門医に育成することは、私どもの病院の最大の使命の一つです。佐賀県内の多くの病院と密接な協力体制を組み、十分に工夫してしっかりと教育します。卒後臨床研修センターの教員が諸君の進路に関して親身なアドバイスをしてくれることも、佐賀大学医学部附属病院の大きな強みの一つです。
 人生には色々な選択肢があると思います。しかし、恵まれた環境で、研修医や医学生に対して愛情と友情の念を持って接してくれる指導者から指導を受ける機会は、何ものにも代えがたいものです。ぜひ、私たちとこの素晴らしい佐賀大学医学部附属病院で研修をしましょう。