総合診療部
概要
全国に数多くある総合診療部の中で、国立大学病院に最初に設置されたのが佐賀大学病院の総合診療部です。
(旧)佐賀医科大学は古川哲二初代学長のリーダーシップによって、地域に貢献する臨床医の育成を目指して1978年に設立されましたが、総合診療部が中心になって運営している総合外来は「現代の赤ひげを育てる」という古川学長の理念を象徴する診療部門として、30余年にわたって本学の診療・教育に大きな役割を果たしてきました。
現在、総合診療部には10名以上の常勤スタッフが在籍しており、附属病院中央診療部門の一つとして臨床・教育・研究に従事しています。
(旧)佐賀医科大学は古川哲二初代学長のリーダーシップによって、地域に貢献する臨床医の育成を目指して1978年に設立されましたが、総合診療部が中心になって運営している総合外来は「現代の赤ひげを育てる」という古川学長の理念を象徴する診療部門として、30余年にわたって本学の診療・教育に大きな役割を果たしてきました。
現在、総合診療部には10名以上の常勤スタッフが在籍しており、附属病院中央診療部門の一つとして臨床・教育・研究に従事しています。
取り扱っている主な疾患
- 【外来診療】
-
総合外来(月〜金)では、主に次のような患者さんを診ています。
- 診断がついていない
- かぜ・腹痛などの急性の軽い症状がある
- 日常見られる生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症)の評価・精査が必要である
- 多くの臓器の病気が複雑に絡み合っている
- 社会・心理的要因を考慮する必要がある
- 検診で異常が指摘された
また必ずしも高度・専門的な診療技術を必要としない疾患と判断した場合には「地域のかかりつけ医」を持つように勧めています。
急な状態変化や重症疾患であると予測されるときには、隣接する救命救急センターと協力して臨機応変に患者さんの多様な症状に対応しています。
- 【入院診療】
-
入院が必要な場合は総合診療部の病床に入院できます。病棟でも専門診療科との連携のもと、患者さんのニーズを重視した診療を行っています。
患者さんが退院された後は総合外来で継続して診療することもありますが、地域医療機関(地域の病院や「かかりつけ医」)との連携を心掛けています。
様々な疾患のうち主に次のような患者さんをみています。
- 急性感染症(肺炎、腎盂腎炎、胆嚢炎、蜂窩織炎など)
- 原因不明の発熱や重症疾患
- 複数臓器にまたがる多彩な問題を抱えた患者さん
特色
診療にあたっては、従来の「医療技術に偏重し、病気を見て病人を診ない」専門診療の行き過ぎに対する反省に基づいて、患者の健康上の問題に広い視野から対処し、患者さん一人ひとりにとっての良き相談相手となることを目指しています。
取得した認定学会名
日本内科学会、日本プライマリ・ケア連合学会、日本病院総合診療医学会
取得している各専門医・指導医の数
専門医・指導医 | 人数 |
---|---|
総合内科専門医 | 7名 |
日本プライマリ・ケア 連合学会認定医 |
4名 |
日本病院総合診療 医学会認定医 |
10名 |
佐賀大学医学部附属病院
〒849-8501 佐賀市鍋島五丁目1番1号
TEL : 0952(31)6511(代表)/ 0952(34)3157(時間外)
〒849-8501 佐賀市鍋島五丁目1番1号
TEL : 0952(31)6511(代表)/ 0952(34)3157(時間外)