輸血部門は、貴重な献血から作られる血液製剤を安全かつ適切に輸血する事を目的に、昭和56年の本院開設時から検査部の一部門として設置され、平成4年4月に正式な輸血部として発足しております。
当院は、開院当初より検査部技師による24時間輸血検査体制がとられています。
輸血検査は原則的に専任技師が行っており、時間外は検査部技師の協力を得て行われています。
医師が輸血検査を行うことはありません。輸血製剤は全て輸血検査室で一括管理され、診療科で保管されることはありません。
これは全国の国立大学附属病院に先駆けて採用された先進的なシステムでありました。その後このシステムは最も安全な検査システムとして国立大学附属病院輸血部設置のモデルにもなりました。
手術等で輸血が必要な疾患、手術に自己血輸血が適応できる疾患、貧血や出血にともなう血球成分や凝固因子を補う必要がある疾患。
血液型検査、交差適合試験などの輸血に関わる検査の実施、血液製剤の適切な条件での保管と効率的な運用管理などを行っております。
また、より安全性の高い輸血として注目されています自己血輸血に対しても、これら製剤の調整・保管・管理および外来における自己血採取の実施を行い普及に努めております。
本院輸血部は、設置当初より検査技師による輸血検査の24時間体制を採っており、輸血の安全性の向上に努めてまいりました。
2014年より末梢血幹細胞保存を行い、造血細胞移植が必要な患者さんの治療に貢献しています。
血液製剤適正使用のひとつの目安である輸血管理料を全国大学病院のなかで、最初に取得しました。
日本輸血・細胞治療学会
日本組織適合性学会
専門医・指導医 | 人数 |
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内科認定医 | 2名 |
日本輸血・細胞治療学会認定医 | 2名 |
日本輸血・細胞治療学会認定輸血検査技師 | 2名 |
日本輸血・細胞治療学会細胞治療認定管理師 | 4名 |
日本組織適合性学会認定HLA検査技術者管理師 | 1名 |