小児科

概要

高齢化社会が本格化した現在ですが、小児科医の果たすべき役割は質・量ともに増しており、これからの日本を支えていくこどもたちのこころとからだを、胎児期から青年期まできめこまやかにケアをする必要性が高まっています。

佐賀大学医学部附属病院小児科は、4半世紀にわたり県内の小児専門医療の充実と向上はもちろんのこと、小児救急をはじめとする小児地域医療への貢献を念頭において診療にあたってきました。

小児の白血病・腎臓病・膠原病などの難治性疾患、神経性疾患や発達障害、先天性心疾患、先天性免疫不全症や先天性代謝異常症、原因が不明の疾患の遺伝子診断や治療法開発など、専門性の高い疾患の診断と治療をより充実させる役割を担っています。

また、アレルギー疾患や感染症などニーズの高い一般的な疾患のよりよい治療や、虐待・いじめ・不登校・心身症などの社会的・心理的問題の解決、予防接種推進や健診などの小児保健事業の推進、現在増加している小児期からの糖尿病・高血圧・高脂血症・肥満などの生活習慣病の予防対策など、こどもたちをとりまく幅広い領域への介入がより必要となってきています。

私たちは、医療技術だけではなくこころのケアもできる小児科医の育成を目指し、これらの問題の解決に臨床・研究両面で貢献できることを目指して、これからも日々の診療・研究に従事していきたいと思います。

取り扱っている主な疾患

特色

地域に根ざした小児専門医療の実践を目指しています。

取得した認定学会名

取得している各専門医・指導医の数

専門医・指導医人数
日本小児科学会専門医13名
日本小児神経学会専門医2名
日本小児科学会指導医10名
日本てんかん学会専門医1名
日本てんかん学会指導医1名
日本小児循環器学会専門医1名
日本腎臓学会専門医1名
日本腎臓学会指導医1名
日本リウマチ学会専門医1名
日本小児血液がん学会専門医1名
日本外科学会専門医1名
日本小児外科学会専門医1名
日本血液学会専門医1名
日本肝臓学会専門医1名
日本消化器病学会専門医1名
日本消化管学会専門医1名
日本新生児学会専門医1名
NCPRインストラクター2名
日本てんかん学会専門医1名
日本てんかん学会指導医1名