当院では、2024年9月12日(木)に多数傷病者発生を想定した災害机上訓練、10月26日(土)に災害実動訓練を実施しました。どちらも佐賀県内で地震が発生し、道の駅の建物が崩壊して負傷した25名程度の患者さんを受け入れるという想定です。
災害机上訓練では、患者さんに見立てた「エマルゴ人形」を使用し、院内の指揮命令系統の確立及び患者さんの受け入れ準備から入院・手術までの流れを机上で確認しました。
災害実動訓練では、附属病院の外来診療棟を実際に使用し、当院職員から模擬患者さん役の学生まで約180名が参加しました。昨年度より災害対策本部には、院内4か所のエリアの様子を確認できるモニターが設置されています。また、今回の訓練は電子カルテが使える場合を想定しており、患者さんの受付や検査の依頼等を実際の診療と同じように電子カルテ上で行いました。
当日は佐賀広域消防局の皆さまにも現場診療から搬送、ご講評までご協力をいただきました。佐賀県および周辺医療圏の「最後の砦」として機能できるよう、今後も訓練を重ねたいと思います。