この度、当院では呼吸器内科の専門外来として「難治性ぜんそく外来」を開設しました。
我が国のぜんそく有病率は、成人の5%程度(成人ぜんそくの患者数は約500万人)と推定されています。吸入ステロイドを中心とした吸入治療の普及により多くの方は、健康な人と変わりない生活が送れるようになっています。しかし、成人ぜんそくの約1割は、このような吸入治療を受けてもコントロール不良な「難治性ぜんそく」とされています。近年、これらの難治性ぜんそく患者さんに対する治療として生物学的製剤が用いられるようになり、ぜんそく治療が飛躍的に進歩しました。
「生物学的製剤」とは、ぜんそくの原因になる分子を狙い撃ちする「分子標的治療」です。免疫グロブリンE(IgE)、インターロイキン-5(IL-5)、IL-4、IL-13、TSLPなどを標的としたお薬です。この治療は、2~8週間に1回の皮下注射です。
当外来は、呼吸器専門医、アレルギー専門医が担当します。一般診察に加え、血液検査、画像検査、呼吸機能検査などの検査を行います。治療に関して、吸入治療の見直しや必要な方には生物学的製剤をご紹介します。
毎週月曜日・金曜日 9時00分〜12時00分(予約制)
当外来は完全予約制です。
他の医療機関からの「紹介状」をご準備のうえ、下記までお電話をお願いいたします。
TEL:0952-34-3482(メディカルサポートセンター)